UNKNOWN ASIA 2023

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インスタレーション

華道家 生駒敦 (Ikebana Artist Atsushi Ikoma

  • 華道家 生駒敦
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Profile
1986年奈良生まれ
奈良を拠点に活動 曽祖父よりいけ花を生業とする

日本の美意識”引き算の美”を思想の根幹とするが型に縛られず
建築(場の設え)芸道(華道)Art(芸術)の3要素で日本のいけ花を捉え分解し表現する
長い歴史と文脈の中での”いけ花”を解釈し、いけ花を通して人と自然のあり方を考え日々模索している

いけ花は人と自然との共作にて出来上がります。
本来のいけ花は”花の言いなり”として切り取られた自然美を表すため、そこに人の意思はありませんが、
IKEBANA Artとして表現する際は作品に人の意識や意図を入れ込み、観る人々に様々な思考を喚起させます。
自然的でありながら人為的、自然美を表しながらも人の気配がそこにはあるのが私のインスタレーションの特徴です。

作品は主に人と自然との関係性をテーマとしています。
近代の社会では人工的な自然ばかりが溢れ社会の中では本来の自然はもはやなくなりつつあります。
自然を切り取り社会の中に再構築し、アート作品として展示をすることでようやく自然を感じることができる。
そこまでしないと自然を認識できなくなってしまった人間に対するアンチテーゼでもあります。

また主に作品に使う藤の蔓は日本の固有種であるため極めて日本的であり、他の植物に形状を委ねるため全てが唯一無二の形状をしています。
自然の植物であるから、すべての作品に粗放、不充実、非充填、線の美しさが表れます。
場に合わせて組み合わせることで作品を組み上げていきます。それらはその場限りの作品となり展示後は分解、次の作品へと循環します。
Career / Prize
1986 -奈良生まれ
2008 -滋賀県立大学環境科学部 環境建築デザイン専攻卒業
2009~ -建築デザイン系の会社数社で勤務
2014 -花業界へ転身
2019 -華道家として独立
2022 -ikebana artistとしていけ花を題材としたインスタレーション作品制作を始める

□展示会
2022
 -初個展「朴と花」 (space department/奈良)
 -アートフェア「UNKNOWN ASIA2022」(グランフロント大阪/大阪)
 -グループ展「DISTANCE」(space department/奈良)
 -アートフェア「UNKNOWN ASIA EXTRA2022」(フェスティバルタワーウエスト/大阪)
2023
 -個展「JINEN~花もどき~」(The side/京都)
 -グループ展「循環の合図」(Marco garally/大阪)

□受賞歴 
2022
 -UNKNOWN ASIA 2022 堀内恵賞
 -UNKNOWN ASIA EXTRA2022選出

□作品展示/その他
2020 
 -生け花ライブパフォーマンス (Inspired.Lab/東京)
2021
 -生け花ライブパフォーマンス 日本工芸産地博覧会2021(万博記念公園/大阪)
 -生け花インスタレーション作品「∞→1(infinity to One)」展示 (セトレならまち/奈良)
2022
 -Ikebana インスタレーション作品「SAKURA」展示 (あべのHoop/大阪)
 -LUMIX GH6(Panasonic)公式映像作品
 「Carrying Traditions,Creating the Future By Osamu Hasegawa」装花、出演(ume,yamazoe/奈良)
Website / SNS
https://www.instagram.com/hyoyo_ikoma/
https://www.shridesign.com/
https://www.youtube.com/channel/UCXKKiHF8ZwuwvH5Mk3a56Qg