UNKNOWN ASIA 2023

ARTISTS

JPN JPN
その他/art⇄craft

鈴鹿 萌子 (Moeko Suzuka

  • 鈴鹿 萌子
  • 鈴鹿 萌子
  • 鈴鹿 萌子
Profile
 1989年、京都生まれ。同志社大学で広告研究を専攻しつつ、学芸員資格を取得。研修先の京都民芸資料館で民藝を知り、美に包まれて過ごす生活のイメージが残る。
 卒業後は、主に日本の美術を扱う株式会社 思文閣に入社。作品管理とカタログ作成を行う中で、様々な作品に触れる。ガラス越しではない作品との対面に興味を持つとともに、特に日本美術への関心の薄れに問題意識を持つ。
 後に、制作と染織への興味が高じて退職。京都造形芸術大学 通信教育部で染織を学び、2020年に卒業。現在は京都にて、譲り受けた古い手織り機を相棒に、自宅にて手織り作品を制作している。

 制作の中で大切にしているのが、日本美術の持つ柔らかさと緊張感のバランス。どちらにも転びすぎず、小さな変化に敏感だ。そう言うと精密さのことともとれるが、必ずしもそうではない。日本の美意識は、細やかな変化や揺らぎに目を向け、愛でることに長けている。
 細やかな変化を楽しむ美術は、やはり手元で育まれるのではないか。個人が生活の中で美しいものを楽しみ、他人事ではなく自分事となるように。そこに光をあてるための方法を模索し、常に美術と工芸の間を意識的に揺れ動きながら制作している。
 私の作る布は、糸を藍染めし、模様を織り出す。すると、計画と偶然による模様が生まれてくる。そんなささやかな変化との出会いが楽しみで織っている。

 近年の活動年て、美術面ではメタセコイア キョウマチボリアートフェア2022やSICF24での展示、工芸面ではVINYL TOKYOでのPOP UPなどを行っている。
Career / Prize
1989 京都生まれ
2012 同志社大学社会学部メディア学科 卒業
2012 - 2017 株式会社 思文閣にて主に日本の美術品カタログを作成
2018 - 2020 kanra shop(ホテル カンラ 京都) で現代工芸の販売員
2020 京都造形芸術大学 通信教育部 染織コース 卒業
2022 - 西陣で織子として従事

展覧会
2021 shop & gallery クラスマニ(京都)(個展)
2021 京都市勧業館みやこめっせ美術工芸ギャラリー(京都) (グループ展)
2022 gallery approach(京都)(下記プロジェクトの一環)
2022 京都市勧業館みやこめっせ美術工芸ギャラリー(京都) (グループ展)

公募
2021 工芸都市高岡クラフトコンペティション 入選(富山)
2021 神奈川県美術展 入選(神奈川)
2022 メタセコイア キョウマチボリアートフェア2022 展示作家、審査員レコメンド(大阪)
2023 SICF24 展示(東京)

プロジェクト
2021 - 2022 藍生かし直し(梅崎由紀子主催の企画に参加)
Website / SNS
https://www.instagram.com/moeko_suzuka
https://moekosuzuka.theshop.jp/