
その他/セラミック
[H-11] 植田 麻由 (Mayu Ueda)
- プロフィールProfile
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兵庫県神戸市生まれ、神戸市在住。
1998年以降、カラフルな色彩と不思議な形態でやきもの造形作品を制作し、関西を中心に各地で展示発表を行う。
2001年からは、アーティスト活動と並行して教員の職に従事する。
2006年から2018年まで神戸を拠点とするアートNPO法人C.A.P.(The Conference on Art and Projects)の活動に参加。C.A.P.クレイスタジオの立ち上げにも携わる。
2014~2015年、デンマーク、信楽、アメリカにて1年間、アーティスト・イン・レジデンスに参加。
2015年、滋賀県陶芸の森25周年記念事業ー国際陶芸ワークショップ・シンポジウムにパネリストとして参加する。
2016年、神戸市内六甲山麓に、野焼きや楽焼もできる屋外スペースを有する陶芸スタジオ「マユスタジオ」を設立。
石と土を共に焼いた「A Lump of Feelings」シリーズは、1995年の阪神淡路大震災での体験がきっかけとなっている。この大地震から家族を守った花崗岩の岩盤と、自身の作品素材である土との間に深いつながりがあることを知る。
焼くことで、石は「裂け、溶解」などの変化を起こし、土には「割れ、欠け」という現象が起こる。それが、触覚的テクスチャーへの関心を呼び起こし、自然(マテリアル)への畏敬が自分の根幹にあることを発見する。
うごめく形態、色彩が保有する温度、質感の機微という自らの心象を元に「自然(マテリアル)が、表現を成す」と感じている。
陶芸以外のアートや展覧会の在り方成り立ちなどにも強く関心があり、アート鑑賞には多くの時間を割いている。 近年では有機農業、茶道、金継ぎなどの制作・アイデンティティに繋がりあるものへの探究も多岐にわたる。 - 略歴・受賞Career / Prize
- 2000年大阪芸術大学大学院陶芸専攻修了。
<受賞>
2017年 Small Art Object – Fire for Effect 2017 / 10 select awards
2016年 CERAMICA MULTIPLEX 2016/入選
<所蔵> インターナショナル セラミック リサーチセンター、アーチブレイ財団、クロアチア陶芸協会、ジョン・マイケル・コーラーアートセンター、インディアナ大学・サウスイースト、A.I.R. ヴァロリス、陶溪川美術館
<近年の個展>
2019年 ギャラリー島田(神戸)(’11)
2018年 ギャラリー恵風(京都)(’11、’13、’15)
2015年 滋賀県陶芸の森創作研修館ギャラリー(滋賀・信楽)
2014年 アップルハウス ギャラリー(Skælskør・デンマーク)
<近年の主なグループ展>
2023年 タウレル博物館(カステリョン・スペイン)
2022年 楽空間祇をん小西 (京都)(’19〜)、アルテサニア デ アラゴン(サラゴサ・スペイン)
2021年 KOBE STUDIO Y3(神戸)(’17〜)、泉美術館(龍泉・中国)、ギャラリーヴォイス(岐阜・多治見)(’19)
2020年 アン・リンネマン ギャラリー(コペンハーゲン・デンマーク)(’14)、オリエ アート・ギャラリー (東京)(’16、’17)
2018年 B&C デザインセンター(景徳鎮・中国)、陶溪川セラミック・アート・アヴェニュー(景徳鎮・中国)(’17)、The Clay Studio(フィラデルフィア ・アメリカ)
2017年 ヨーロピアン・セラミック・ワーク・センター(オーイステルウェイク・オランダ)、A.I.R. ヴァロリス(ヴァロリス・フランス)、MOM ART SPACE (ハンブルグ・ドイツ)、驪州世界生活陶磁館 (驪州・韓国)、京都市美術館 (京都)、ケンタッキー・マッドワークス(ケンタッキー・アメリカ)
2016年 ジョン・マイケル・コーラー アートセンター (ウィスコンシン・アメリカ)、ヴァラジュディン市美術館(ヴァラジュディン・クロアチア)、ベルガー・クレーン・ヤード ギャラリー (カンザス・アメリカ) - ホームページ・SNSWebsite / SNS
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