UNKNOWN ASIA 2022

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インスタレーション

華道家 生駒 敦 (Ikebana Artist Atsushi Ikoma

  • 華道家 生駒 敦
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  • 華道家 生駒 敦
Profile
1986年生まれ
奈良市出身

私の表現する生け花とは「花のいいなり」を意味します。
そこに本来人の意思はなく、花が人為を離れて自ら形をとって表れることを理想としています。
生け花は自然と人間の共作であり、自然との対話を通して花の心に触れる行為です。
自然とは本来人と共存し、生活にありふれたものであったはずだが、工業化が進んだ現代では感じられる瞬間は少ない。
自然のスケールを、自然美として切り取り、分解し、人間の世界に再構築する事で、
初めて自然の美を純粋に感じる事が出来る。人間も自然の一部でしかないことを再認識させられる。
そして、その自然の美をIkebanaアートとして表現するのが私のインスタレーション作品です。
2021年に製作したインスタレーション作品「∞→1(infinity to One)」はその代表的なものです。
藤の蔓(つる)を組合せ3.5mもの高さに組み上げたこの作品は、ワイヤー、釘などの人工物は一切使わず
自然の曲がりのみを絡ませることで成立します。自然の摂理として至極当たり前であります。
そして自然の植物であるから、すべての作品に粗放、不充実、非充填、線の美しさが表れます。
私は曽祖父の代より生け花を生業としています。
長い生け花の歴史の中での約100年はほんの少しの時間ですが、これからの生け花/華道は
形を大きく変えていく可能性に満ちています。
その一つが「アート」です。
今回の応募を通して、生け花は世界に誇るべき”日本のアート"であることを示したいと思います。
Career / Prize
1986 奈良市で生まれる
幼少より父から華道を教わる
2009 滋賀県立大学環境科学部環境計画学科環境建築デザイン専攻 卒業
2019 華道家として独立


【略歴】
2022
 -Ikebana インスタレーション作品「SAKURA」展示 あべのHoop/大阪
 -LUMIX GH6(Panasonic)公式映像作品
 「Carrying Traditions,Creating the Future By Osamu Hasegawa」出演/奈良
 -個展「朴と花」開催 SPACE DEPARTMENT/奈良
2021
 -生け花ライブパフォーマンス 日本工芸産地博覧会2021/大阪
 -生け花インスタレーション作品「∞→1(infinity to One)」展示 セトレならまち/奈良
2020 
 -生け花ライブパフォーマンス Inspired.Lab/東京

【いけ花納品実績】
ふふ奈良/奈良
セトレならまち/奈良
ポルシェセンター奈良/奈良
日本料理滴翠/奈良
ANDO HOTEL/奈良
和空法隆寺/奈良
啓林堂書店/奈良
Inspired.Lab/東京
あべのHoop/大阪
etc
Website / SNS
https://www.instagram.com/hyoyo_ikoma/
https://www.shridesign.com/
https://www.facebook.com/hyoyoshridesign