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佐治 足康 (SAZI Tariyasu)
- プロフィールProfile
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									 1966年(丙午)射手座生まれ、大阪府出身。小学5年生のころ、父から小さなカメラ
 を譲り受け、初めて撮ったのは国鉄の電車。2015年から 「キセキのヒコーキ」シリー
 ズに関わる作家活動を開始し、個展3回。現在、大阪近郊の写真ギャラリーを中心に発
 表を継続している。
 「キセキのヒコーキ」とは、夜空の写真を数百〜10000枚以上撮影し、これをデジタル
 合成(比較明合成)することにより1枚とし、飛行機の軌跡を刺繍のような細かい点線
 により記録/表現した作品のシリーズのことである。
 この手法によって飛行機の軌跡が細かい点線として記録/表現されることで、旧来、
 写真撮影において光跡の記録法として汎用されている長時間露光(数秒から数十秒)を
 用いた場合(通常、長い線状の光跡となる)とは違った独特の印象が生まれる。赤や緑
 の飛行灯が幾何学的な、ときにはカオスな形状の軌跡を夜空に残し、点線状に記録され
 ることで、それが単なる「通過した跡」ではなく、「通過しつつある状態」として表現
 されている。同時に記録される連続した星の光跡や静止した地上の灯りがそれを引き立
 てている。
 今回、UNKNOWN ASIA 2022 への出展に際し、こうして撮影した作品を「決定的非瞬間
 (The Decisive Accum-Moments)」として捉えなおし、今後の作家活動につなげていき
 たい。
 夜空を行く光跡のひとつひとつには数十人から数百人の人々が乗っており、それを安
 全に送り届けるために働く多くの機上/地上スタッフの想いによって「キセキのヒコー
 キ」は紡ぎだされている。空を飛ぶことへのあこがれを実現した人類がいつまでも安心
 して夜空を飛べるように祈るばかりである。
 
- 略歴・受賞Career / Prize
- 1966年(丙午)射手座生まれ
 小学5年生のころ、父から小さなカメラを譲り受け、初めて撮ったのは国鉄の電車
 2015年 「キセキのヒコーキ」に目覚める
 2017年 初個展「キセキのヒコーキ」、大阪市、ニコン大阪 PhotoSquare
 2018年 大阪写真月間 写真家150人の一坪展(毎年継続中)
 2019年 個展「キセキのヒコーキ (2)」、大阪市、ギャラリー・アビィ
 2021年 個展「キセキのヒコーキ3」、大阪府高槻市、T Room & gallary R
 2022年 UNKNOWN ASIA 初出展
 その他、大阪近郊の写真ギャラリーを中心に企画展出品多数
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