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ファインアート

[J-06] 飯泉あやめ (Ayame Iizumi

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Profile
1989年茨城県つくば市に生まれた。自然に囲まれ、生活の中に神や仏が溶け込んでいる環境で育った。自身の内面深くや自然宇宙との対話をして過ごした。やがて、あやめにとって” いのち ”とは儚いものでもあって、すべてとの繋がりそのものでもあって、永遠にあり続けるものとなった。”いのち”の圧倒的などうにもならなさを、どうにかしようともがくようになった。

東日本大震災があってからは、「いま生きていること」がかけがえのないものになった。生の強い実感と確信を求めて、日本や世界の山々を旅して歩いた。転機は2017年。あやめはキリマンジャロに登った。山頂に立つと、眼下から朝陽が迫り上がってくる。澄み切った空気を貫通してくる強烈な太陽光に照らされた。その瞬間、雷に撃たれたような衝撃と共に、こう聴いた。「いのちでいのちを照らしなさい」と。まもなく独学でアーティストとなった。

制作は、心や体の奥深くにある小さな変化にじっと耳を澄ませることからはじまる。あやめは描きながら、たくさんの感動に導かれる。不安と期待に鳴る心臓と酸素との一体感は、絵の具のうねりや飛び跳ねに。勇気に震える体と大地の一体感は、凹凸の質感に。太陽の光に感じた希望と確信は、色彩のコントラストに姿を変えて表れます。指や割り箸、自身の髪の毛などあらゆるものを駆使して衝動的に生まれる色鮮やかなアクリル画は、いのちの一瞬の輝きを切り取ったかのような生命力を放つ。

あやめの生命との対話は、長い月日をかけて、すべての生命への祈りの精神へと変容していった。近年の制作は、絵の具を絞り出して、祈りの言葉を繰り返し描き重ねていく独自のスタイルへと昇華された。生命の本質を追求し続けることは、あやめの人生ごとアーティスト活動に一貫している信念である。個展を精力的に行うだけでなく、地域での場づくりや壁画制作、日本たばこ産業、積水ハウス、POLAなど企業とのコラボレーションによって、現代社会と”いのち”との接点を紡ぎ続けている。
Career / Prize
1989 茨城県つくば市生まれ
2013 武蔵野美術大学造形学部建築デザイン学科卒

<個展>
2013 「海と空」/ ギャラリー青らんぎ / 東京
2019 「みことのいろ-春-」 / 石倉RIZ / 茨城
2020 「曙光」/ Gallery Cloud Nine / 茨城
2021 「キャンディーと心臓」/ 安田記念講堂 / 茨城
2021 「生きていることの狂気的幸福」/ Gallery jin /茨城
2022 「感情のビッグウェーブにのるにあたってのいくつかの注意点」/ GALLERY AND LINKS 81 /東京
2022 「ほろ苦い色彩破裂ごっこ」/ Bar Last Waltz /茨城
2022 「無駄。またの名を、必然。」/ GALLERY SAZA/茨城
2023 「繰り返しの果て」/ G’s Gallery / 茨城
2023 「アートのある暮らし」 積水ハウスシャーウッド / 茨城
2023 「無駄。またの名を、必然。」/ GALLERY SAZA/茨城
2023 「飯泉あやめ作品展」GALLERY AND LINKS 81 / 東京
2024 「いのちをおもういのりのせかい」/ Gallery neo_/Sensyu / 茨城
2024 「アートのある暮らしVol.2 」 積水ハウスイズ守谷 / 茨城

<グループ展・アートイベント>
2012 Selected Works from Japan展 /2/20Gallery /ニューヨーク
2019 MEDIA DESIGN展 /つくば美術館 / 茨城
2021 Independent Tokyo 2021 / 東京
2021 DE.MO LifeStyle展 M.A.D.S GALLERY /イタリア、スペイン
2022 芸術祭 つくばアートサイクルプロジェクト/ 茨城
2023 LINKS 2023 / GALLERY AND LINKS 81 / 東京

<パフォーマンス>
2018 「受精」 / TEDxTsukuba
2019 「みことのいろ」 / 石蔵RIZ
2019 JAPAN LIVE ART MEETING 2019

その他、壁画・ワークショップ・デザイン・企業コラボ企画など多数
Website / SNS
http://ayameiizumi-ringochan.art
https://www.instagram.com/ayameiizumi/?igsh=MTF4YnRlNW5pMzlmdQ%3D%3D&utm_source=qr